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2015_08
23
(Sun)07:50

北への男旅 3日目 第2話

黄金道路

襟裳岬の前後の道路は通称「黄金道路」と呼ばれています。
これは険しい崖に湯水のようにお金を使って作った道路だから
まるで黄金を敷き詰めたようなものとの事からこの名が付きました。

現在でも工事は続いていて前回と比べても綺麗なトンネルがあったり
護岸の整備が進んでいるのが古い記憶と照らし合わせると解ります。
通常の交通量からすれば随分贅沢なようにも感じます。

北海道の沿岸道路の再整備は観光の誘致の為で、これまでの
トンネルでは路線バスは通れても2階建てバスやハイデッカーと
呼ばれる背の高いバスは通れない(すれ違えない)場所が多くて
ツアールートの障害になってました。

一見理屈は通るかのようですが、考えて見ればそれだけの為に
巨額の税金を使って財政を圧迫させ、ただでさえ人口が減り続ける
北海道の住人にそれを負担させるのはいかがなものかと。

行きにくいから秘境なのにねぇ



広尾駅

襟裳岬から帯広に向かって北上すると中間地点にある広尾駅。
「駅」とは名乗ってますが現在はバスの停留所になっています。
かつては広尾線の終着駅で昭和62年まで列車があったのです。
駅舎は鉄道時代のまま活用されてますがそれ以外に周囲には
あまり鉄道の面影がありません。




幸福駅

広尾駅からしばらく行くとあの有名な「幸福駅」があります。
愛国から幸福行きの切符がお守りになった時代知ってますか?
ブームは去って長い月日が経ってますが人気の観光地です。

廃線になって直後の夏と、その後2~3年と連続して来てますが
年々観光用に整備され駐車場や売店が整備され車両も展示。
駅舎に至っては近年立て替えられてしまいました。

私としては廃線直後のレールとホームと駅舎しか残ってない
頃の方が趣があって好きだったのに・・・仕方ないんですかね。
ちなみに現役だった昭和60年にもここを訪れています。



セイコマ

幸福駅を出て近くのセイコーマート(北海道で有名なコンビニ)
昼食を取っている時、バイクにナビ代わりに付けている携帯電話の
異常に気が付きました。

バイクのバッテリーから走りながら充電しているはずなのに
朝より大きくバッテリーが消耗し本体が熱くなっているのです。

第2のトラブル発生です。(゚Д゚;

帯広市内に近づいた頃には完全にバッテリーが死にました。
困ったのは今日お世話になる友人の電話番号から住所まで
この携帯電話にしか入っていないのです。

つまり電話で連絡を取ることも出来なければ場所も判らない。
なんとかバッテリーを復活させようとあれこれいじったり
携帯ショップを探して復旧を試みましたが店も見当たらない。

どんなトラブルが起きても一人旅ですから自分ですべてを
解決しなければなりません・・・ここが一人旅の難しい所。
しかしこれを楽しむくらいでないと旅なんぞ出来ないのです。

念の為にと買った予備の中華ナビを取り出して覚えている
途中までの住所を入力しそれに従って走り始めます。
電話が出来ないので番地までわかりません。

バッテリーがダメになる直前まで当の友人としてたLINE
でのメールのやりとりを思い出しヒントになる会話から
点と点をつないで行きます。

ようやく友人の住む町に入ったのですがこの先が判らない。
信号待ちの間にふと横を見ると簡易郵便局があったので
バイクから降りて尋ねることにする。

2丁目と言うことまで覚えていたので職員に聞くと
この前の道が1丁目と2丁目の境だと教えてくれたが
さすがに友人の名を言っても家まではご存じない。

バイクに跨り、とりあえず2丁目の方に行こうかと
郵便局の前の道をUターンしようとした時にふと目の前に
バイクが2台置いてある家に気が付いた。

その時に友人との随分前に交わした会話を思い出した。

「ウチ、息子と娘もバイクに乗ってるの」

まさかと思い、その家の表札を見てみると・・・・

その当の友人の家でした!

この偶然には神様を信じない私もさすがに驚きました。
あきらめないで記憶をつなぎ合わせ、出来ることと可能性の
あることはとことん探ってゆくという古典的な方法でしたが
ちゃんと答えを導き出すことが出来たのです。

これで今夜の宿の心配も無くなり26年ぶりに友人との
再会も叶うことになったのです。

長い事旅してますがここまでの偶然ってなかなか無いです。
見つけた時の驚きと喜びは一生忘れないでしょう。


3日目 第3話につづく


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