2014_03
03
(Mon)08:38

回想録

せっかく暖かくなってきたのに週末は雨ばかり。
今週も日曜日は雨だが土曜日ならと思ってたら
歯医者の予約がある事思い出してやっぱあかん。

それでも予報では日の出の頃には雨上がりそう
だったので一部の望みを日曜日に託していたら・・・

昼過ぎてもやみゃあせん・・(´;ω;`)

さすがにお出かけは諦めざるを得なかったので
仕方なく工作部屋に籠ってボケーとしてた。
模型を作ればいいじゃないと御同胞は言うかも
しれんが低気圧で頭が痛いのでそれも無理。

まあこんな時じゃないとと思い工作部屋をごそごそ
していたらとても懐かしいものが出てきた。


通帳

昭和62年の郵便貯金通帳である。

実はこれ、24歳の時に会社を辞めて旅に出たときに
持って行ったモノなのです。

当時は地元の都市銀行では全国で使えなかったので
唯一の全国ネットがあるのが郵便貯金だけだったのだ。
もちろんATMもコンビニも無い時代である。

それにしても何時帰るか判らないのに持ち金が
わずか27万円とは今からしてみれば無謀である。
これで飲食からバイクのガソリン代まで全てを
まかなわなければならないのに・・・

実際にこの持ち金で100日間旅してきた。
もちろん途中で足りなくなったので飛び込みで
アルバイトしたりしてなんとか乗り切ったのだ。

旅の途中なので現地の雇用なんてわからない。
工事現場や旅館などで頭を下げてお願いして
雇ってもらった。

「なんとかしなければ」

と人間追い込まれれば恥ずかしいなんて言ってられない。
どうやってその日を生き抜くかしか頭になかった。
もちろん当時は若さと体力が味方してくれた。

そして現地の人たちが温かかった。
ほとんどの場所でちゃんと事情を話すと嫌な顔
一つせず、どこの馬の骨かわからない私を
快く迎えて雇ってくれた。

とある工事現場では腕が太ももくらいあるゴツイ
オジサン達と飯場で一緒に寝泊まりして働いた。
たった5日間だけだったけど別れの時は泣いてくれた。

生まれて初めて自分に向き合った日々

初めて生きることに必死になった日々

夜空が孤独を癒してくれると知った。

周りに誰もいないテントの前で起こした

小さな火から人生の哲学を学んだあの日。

答えが見つからぬまま旅は終わったけど

他に例えようのない充実感が残った。



手元に残った一冊の通帳には
あの頃の俺が詰まってる。

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C.O.M.M.E.N.T

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