2012_04
21
(Sat)19:56

遠い時代の光景

ある日の夜遅く、残業から帰った私は寝る前のメールチェックすると
某家電量販店から「商品を発送しました。」とのお知らせが来ていた。

「はて、俺何か買ったっけ?」

そうなのだ、買い物した記憶が無い。
よくメールを読んでみると商品名は「ワラ1」それもご丁寧に2両。
貨車好きの私なら多分酔っ払った時にでもポチしたのだろう。
万単位の買い物なら少々あせるがこのくらいならと納得。


ワラ1

で、メールの翌日届いたアクラス製のワラ1貨車2両。
先日のダイヤ改正でJR線上から営業用の2軸貨車が全廃された。
有史以来初めてのことなのだが貨車とあってメディアの扱いは薄く
最後の形式ワム80000が静かに消えていった。

最近の鉄道ブームとやらで何かと騒ぎ立てるのは不快に思っていた私にとって
これが産業用車両の正しい終場なのだとむしろ良かったように感じる。
つまらんセレモニーでわざわざ問題提起する場所を作るのもどうかと。
ある程度の売り上げもあるだろうから、そんなに攻めれないけれど。

画像のワラ1貨車は17000両以上も製造され、かつては日本のどこでも
見られた定番の中の定番だが黒貨車全廃から四半世紀経った今では
JR四国に保存車が1両残るのみになってしまった。

今回のアクラス製の他、古くからホビーモデル製のプラキットがあり
私も2両ほど作って保有しているが古い設計のためか走行性は今一。
そこで完成品としての製品化を望んでいたところにちょうど出たアクラス。

アクラスにとっても貨車はこれで5作目となってずいぶんこなれてきたようで
前回のワム60000ではあちこちに脆さが散見されたが今回は良さそう。
同じ2軸貨車のKATOワムの2倍のお値段と数を揃えるには厳しいが
出来栄えからすれば合格点を与えられる。



ワラ1-2

面構えもなかなかイケルではないか。
通常は表に出ないけど車両の顔といえばやっぱり貨車といえど妻板。
ここの表情が悪ければモデルとしては失格である。
長年の貨車ファンである私から見れば・・・・

これだけでご飯三杯イケます。^^

美的な観点が必要ないから実用一点張りだが、逆から見れば
無駄の無い機能美にあふれた造形と言えるのではないでしょうか?
意味があって必要があって生まれた形ですから。

今夜は貨車1両を手に取りながらの晩酌です。
あの頃、線路脇に居ると当たり前のように何本も通過していった黒貨車。
飽きもせず何時間でも眺めていたあの日の自分に帰って行きます。



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