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2011_09
04
(Sun)06:29

伝説を紐解く

戦災復旧

さて、ご覧の皆様にちょいと問題!
この2両の車両を見てすぐに形式がお解かりになるだろうか?

趣味のお仲間の中にはこういう車両見ると恐らくニマっとするここのオジサンみたいな人も
確かにいるが大抵の鉄道マニアはこれが戦災復旧客車とわかっても形式まではすぐに
答えられる人は余程のフェチで普通は答えられないものと思われる。

私も表記を見るまで解らなかったし ^_^;

複数の模型人から数百両に及ぶ車両を預かっている私のところには珍品も数多くある。
当然私の守備範囲から大きく外れるものもあって遠く知識の及ばない車両があり
この2両はその中の最たる車両なのである。

ここで第2問!
実はこの2両、あまりに特異な車両なのでフルスクラッチかと思いきやれっきとした製品。
それも塗装済完成品で売られていたものだがメーカーは10年ほど前に廃業になっている。

これを発売していたメーカーはどこでしょう?




ロコモデル

正解はかつての2大ペーパキットメーカーのひとつである「ロコモデル」。
社長の他界後もご家族によってしばらくは経営を続けていたが1990年代の終わりに
惜しまれつつ閉店した今は幻のメーカーだ。

ペーパーの利を生かした豊富なラインアップと安価な価格設定で小高模型と共に
日本の16番にペーパーキットというジャンルを確立した立役者である。
ペーパークラフトというのは世界中に存在するがスケールモデルに発展させたのは
日本だけでそれも鉄道模型だけという事実をご存知でしょうか?

続いて第3問
ペーパーキットなのはわかったけどこれがどうしてメーカー完成品?


車体表記2

答えはこの車体表記。
16番が最盛期を迎えた70年代にはまだ今のようにインレタなんて無くて
印刷されたシールを貼るのが普通でしたがロコモデルでは店頭販売する完成品には
社長が細筆を使って手書きで入れていたのです。

そのサイズ故、印字に比べれば精度は落ちますが何とも言えない味があります。
当時の愛好者は社長のその技に「ゴッドハンド」の称号を贈り讃えたものでした。
ちなみに今の若いモデラーは知らない人が多いのですが国鉄時代、特急車以外は

実車も手書きだったしね。



ルーフキャンバス

もうひとつロコモデルの旧型車両の特徴がこの屋根布の表現。
ティッシュペーパーを木工ボンドの水溶液で貼ったという単純な技法ですが実に実感的!
手書きの表記もティッシュの屋根もメーカー完成品だけの特権でした。

これらの製品は高価な部品を使うだけが工作じゃないよ!
身の回りにある日用品でも工夫次第で模型工作に使えるんだよと教えてくれます。

工作ってのは部品を組み立てるだけじゃないよ。

本当は工夫を重ねて、形にすることなんだよ。



この2両を眺めていると亡き社長がそう問いかけてる気がします。






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No title

いいモノをお持ちで。
ロゴ入りシールも手書き文字も、日暮里製の証です。

2011/09/04 (Sun) 23:54 | よこやま #pkLhdCmI | URL | 編集 | 返信

伝説

>趣味のお仲間の中にはこういう車両見ると恐らくニマっとする
はい!!ご名答です!!先日発売のお高い本も買っちゃいました。
友人にはこいつの系列を見るだけのために旭川へ飛んだ猛者も・・・
魅力ある系統の一つです。

ロコモデルの完成品はなんとも味がありますね。
ここの社長は色んな意味で伝説を作っています。
その辺は地元の方が解説されるかも?ねえ瀬戸のお方!!

2011/09/04 (Sun) 22:06 | ヘボ職人 #JalddpaA | URL | 編集 | 返信

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