月に一度は有給休暇を取らねばならんので
本日は仕事休み!!
例え家族が家にいなくても、遊んでくれる友達がいない日でも
模型工作と言う趣味がある限りヒマで困ることはありません。
そんなわけで今日は何しようかと工作部屋をゴソゴソしていたら
こんなものが出てきました。

左はご存知の日本政府発行の旧パスポートですが右は何だと思います?
まあ、知ってる方は知ってるんですが日本ユース協会の会員証です。
ユース協会って何?って方はウィキペディアででも調べてください。
要するに宿泊施設の会員証で私が23歳から28歳までの旅の記録です。
つまり今から23年前から18年前まで無職の3年間を含むほぼ全ての
日本全国の宿泊記録が残っているのです。
若者の旅の支援を目的とし日本全国に点在するユースホステルでは
独自のスタンプとカードを発行していて宿泊するごとに増えていきます。
メモやノートを取らなくても何月何日にどこそこに居たという記録が残るので
私みたいな無精者にはありがたいことです。
経験が無いとわかりづらいとは思いますが何ヶ月単位での旅をすると
いちいち記録に残す事はしなくなります。
事実、カメラを持っていっても自分を写す事はまずないですから。
長期放浪を始めて最初の頃だけは日記らしき物を書いてましたが
あることに気がついてからパッタリと止めました。
足跡を残す為に来ているのではない。
人生を考える為に俺は街を離れたのだ。なんて書くとカッコイイですが要は面倒くさいんですね。^^
日記を書くとか記録写真を撮るとかなんて本来の目的からすれば
どうでもいい事だったのです。
いわゆる娯楽の為の旅行では無いので記念の類は殆ど
残さなかったのですが1枚だけ残っているものがありました。

小樽行きのフェリー乗船券です。
会社を辞めて旅に出た昭和63年初夏。
雨の中を125ccの小型バイクで一般道をひたすら新潟に向けて
走り北の大地を目指す為、初めて乗った日本海フェリーでした。
楽しそうな家族連れの声を横目に俺はこれからどうなるんだろう?と
考えてた24歳のあの日。
許されるならば
もう一度あの日の俺に会いたい
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