FC2ブログ
2010_09
27
(Mon)05:35

トラムウェイ製 EF60を検証する 総評

非貫通集合

我が家には現在32両の電気機関車が在籍してますが「箱型・直流・F型・非貫通」に
限りますと今回のEF60合わせても画像の6台しかありませんでした。
一時代の東海道を代表する顔でもっとも馴染みのあるカマなのに以外に少ないな
と・・・来週にはトラム60の一般色も入線するので7台になりますが。

時の流れは早いもので現在はEF200・210と僅かに残ったEF66などの
流線型(完全とは言えないが)が主流であり、ここに並べた「箱型電機」も
極一部が保存車として残る以外は過去の物になろうとしています。

これらは全て高度成長時代に製造された実用一点張りのデザイン性皆無の
輸送機械なんですが見方を変えればムダの全くない機能美に溢れています。
人間に例えれば無骨な職人さんだけどどこか味があって憎めない・・そんな感じ。

このEF60500番台も特急牽引期間は2年に満たず、私が物心付く頃には
貨物運用に廻されていましたが特急色自体は昭和40年代末期まで保っており
小学生の頃に駅に行くと時々見かけた事を思い出します。
むしろ一般色に塗り替えられた後の方が活躍期間は短かったのです。
そして1984年の運用を最後に後輩EF65に任を譲り定期運用を離脱しました。

それから20年以上、残ったEF65が平成時代を細々と生き永らえてきましたが
いよいよ終場の刻を迎える事になり恐らく後1~2年で全てが現役を引退します。
機関車と言えばこの顔!だった世代の私にとってなんとも寂しい限りです。


                 で!


今回のトラムウェイのEF60ですが正直な感想としては予想よりは良い出来だと思います。
確かに手馴れた大手メーカーと比べまだまだな点もありますが一番は数年前まではプラで
製品化されるなどと誰もが思わなかった形式を取り上げてくれた事につきるでしょう。
むしろ16番全盛時代でもEF60という地味な形式に目を向けるメーカーは少なくて
運転会などでもその姿を見る事はほとんどありませんでした。


模型としての不満点もそのほとんどがユーザー自身の改良で解決しそうなものが多いし
今回の経験が今後の製品に生かされ、続いて行く事を願ってやみません。
既に次回作の発表があったというのでメーカーのホームページに見に行くとなんと
EF60の4次型(2灯ライト)とEF65の1次型とのこと。
あ、あの~機種の選定が・・・・・


今回より一段と地味になってるんですけど。


売れるのかちょっと心配。^^;


スポンサーサイト



2010_09
26
(Sun)05:52

トラムウェイ製 EF60を検証する その4

顔比べ1

最初は恒例の?お顔の比較。
今回は同じ1灯ライトでより顔の似ている天賞堂のEF61(1995年モデル)です。
似ていると言うより実車では図面的に全く同じ顔のはずなんですがモデルで見ると
時代や材質やメーカーの違いを踏まえてもそれ以上に印象の異なる顔になってます。

自分で買った車両としては値段的に3本の指に入る天賞堂のEF61なんですが
以外や以外、一体成型品であるプラの方が非常にカッチリした印象を受けます。
これはプラ成型品の長所でブラス組立品と違って全く歪が出ない特徴があり
一方手組みでしか作れないブラスではどうしても個体差が出てしまいます。
普段単体で見てると気が付きませんが並べるとはっきりと判りますね。

気合入れて買った61なのにややガッカリ orz

まあ、歪は別としてもヘッドライトのケースの大きさや正面窓や飾り帯や手摺の
高さ、おでこの広さと何もかも違うのに少々驚きました。
KATOのプラ65と比べた時はさほどの違和感がなかったのに。
質感ではプラに大きく水を開けるブラスも車体寸法の正確さでは勝てないようです。
模型としてのデフォルメもあるでしょうから一概には言えませんが。


で、トラムウェイのEF60の外観に戻ります。


パンタグラフ1
屋根上のパンタグラフです。
どこかのメーカーで見たひし形の上枠がエッチングでバネを除くその他がプラ製です。
未塗装なので一見安っぽいですが形状的にそれほど悪い物ではありません。
ただしそれは上昇時の姿勢のみで折り畳み形状はあまり良くなく個体差もあります。
将来的にはちゃんとした金属パンタに換えるつもりですがとりあえず塗装してみて
から考える事にします。 パンタ高いし・・^^;


両端の台車

両端の動力台車です。
ディテール的にはKATOをやや簡略化したようなモールドですが見た目に差は感じません。
材質の性質の違いかトラム製の方がやや角が甘い気はします。



台車裏1
動力台車裏側のギヤボックスです。
まだ走らせてないので判りませんが全体的に貧弱で昔のバックマンのアメリカ型の
模型を思い出しますしお世辞にも耐久性がありそうとは言えません。
大手メーカーと違い、補修部品の供給が皆無なのでここがイカレたら走行模型としての
寿命は終了となってしまいます。


台車裏2
中間台車(非動力)の裏側です。

見事に何もありません。(^^;;;

機能的には何の問題もないし、走らせてれば見えないけれどダミーモーターの
モールドが当たり前な大手の製品を見てると寂しさは隠せません。





その5につづく



2010_09
25
(Sat)13:26

オトコの昼食から人生論?

お好み焼き

本日、私は休日だが妻は出勤なので家族の昼食の調理担当である。
手間を考えると米を炊かなくて済む麺類が普段は多いのだがたまには
違う物じゃないと週末だけとはいえ作る方も飽きてくる。

昨夜妻と出かけたスーパーで食品売り場を周っていたらふとお好み焼きが
食べたくなったので本日の昼食と決定しました。^^
調理自体は簡単だが使う素材が多いので準備に結構時間がかかります。

まず市販の粉を水で溶き、キャベツ半玉を千切りよりやや太めに切って混ぜ合わせます。
よく混ざったところで生卵を投下し更によく混ぜ合わせとろみを調整してOK。
後は焼く時に加える豚のバラ肉、イカ、揚げ玉、干しえび、生姜、鰹節、ノリを用意。
友人知人などとお好み焼きやうどんの話が出ると何風?なんて質問が必ず出ますが
このお好み焼きは大阪風でも広島風でもなく・・・

りゅーでん風でございます。f^^

私達の世代の若い頃は現在みたいにコンビニや弁当屋などほとんど無くて、しかも私は
母子家庭だったので母親が仕事に出かけてしまうと自分でなんとかしなければなりません。
母が置いていってくれたお金で近くの定食屋やラーメン屋へも行ったのですが
一時期なんぞほぼ毎日だったから飽きてしまいます。
それで中学生になった頃から自然と自分で料理をするようになりました。

もちろんそれまで何の経験もないしレシピ本なんて存在も知りませんので
テレビ番組やこれまで食べた物の記憶を頼りにですから当初はろくなものじゃありません。
何度も失敗し一度は火の不始末でボヤまで出しましたが(笑)少しずつ味付けや
調理器具の使い方を自己流で憶えて行きました。

その後、社会人になって寮生活になりましたので自分で調理する事はなくなったのですが
5年後その会社を辞めて旅に出た時にこの時の経験が大きく役に立つとは・・・・
何が幸いするか世の中はわからないものです。

便利になった今は手間を掛けずともおいしいものが世の中にあふれていますが
ゲームと同じでお金を出せば与えられるものだけで満足しているのってどうでしょうか?
社会の便利さだけに飼い慣らされてしまって包丁すらまともに扱えない人が多い気がします。

他人と金任せだけでは得られない物とは何か?。

経験と言う積み重ねから来る知恵と感性と技術だ。


頂きます
おいしく出来て大変満足です。^^
昼間なのでビールはノンアルコールで我慢です。



世の中がつまらないと言う若者がよくいます。
言い換えれば「世の中が与えてくれる物がつまらない」ということでしょう。
短い人生の中で牡丹餅が棚から落ちてくる事はまずありませんが自分から
手を伸ばせばそこに牡丹餅がある場合があります。

昨日までと同じ行動と思考で変化を求めるな!

と言って見たかっただけです。(w
なぜかお好み焼きからオヤジの戯言になってしまいました。
 


次回はインプレの続きです。




2010_09
23
(Thu)20:20

トラムウェイ製 EF60を検証する その3

カツミEF60と

ここ数日、当ブログへのアクセスが多く皆さんトラムのEF60に関心があるみたい。^^
前回の記事で正面窓枠の表現について書きましたが比較を変えれば見方も変わると思って
カツミ製ブラスモデル(1988年モデル)を出して並べてみました。

KATO製と比べると厳つく感じたトラムEF60もカツミ製と並ぶとそうでもない。
20年以上前のブラスと最新のプラを比べる事自体フェアじゃないですがどちらも
ちゃんとEF60に見えますし、そもそも模型と言う物はイメージをいかに捉えるかで
必ずしもスケール通りの縮尺が正しいわけではないのです。

話を戻しまして f^^:

最初に書いたトラム製のボディが外れやすい件ですが実はこの時気が付いた事があります。
このEF60のインプレも当初は外観から攻めて行くつもりでしたがちょっと順番を変えまして
内部の構造の問題について触れてみたいと思います。



下回り

これがボディを外した状態で、一見は普通に見えるんですが・・・・
よっく覗き込んで見ると重大な問題が見つかりました。


ギヤボックス1

画像をご覧になるとわかると思いますが茶色と黒のコードがギヤボックス周りにあって
これが全く周囲に固定されておらず動力用のシャフトと触れる恐れがあります。
シャフトは当然回転するので少しでも触れる事があれば即断線、走行不能の恐れがあります。


ギヤボックス2

もう一方の台車側です。
こちらはギヤボックスケースの周りに長さの余った茶色のコードがありこちらも接触すれば
磨耗・断線の恐れがあります。

対策として台車の振りを妨げないように配線を束ねる必要があると思います。
方法としては超小型のインシュロックが最善ですがお金を掛けたくなければ
木綿糸で縛って瞬間接着剤で固定でしょう。粘着テープという手段もあります。

この製品のこんな処置を見ると恐らくですがまともな耐久テストとかやってないでしょう。
小さなエンドレスを数週させる程度の完成検査だけではこの欠陥を見抜く事が出来ません。
って言うよりも


設計段階で気が付かないか普通?(‐Д-)


前作DD13は買わなかったのでわからないけど
ここら辺はどうなのだろう?



その4につづく


2010_09
21
(Tue)20:36

トラムウェイ製 EF60を検証する その2

KATOとならぶ

さてインプレッションを始めますがここはやはり比較としてわかりやすいように
最初のロットからもう15年以上のKATOのEF65を出してきました。
KATOのEF65は何度か再生産されてますが画像のは最初期のロットです。

まずは模型にとって一番大事な顔を比べて見ましょう。
「人形は顔が命」という名言を生んだCMがありましたがそれは鉄道模型でも同じ。
実物でも模型でも最初に見るのは正面にある顔でここが似ていなければその他の
どこは良くても模型としては魅力がなくなってしまいます。

実車では前照灯の数以外はほぼ共通の両車ですが模型化するメーカーが違うと
細部の違いは別としてもやはり随分印象が違ってくるのがわかると思います。
両社の印象が異なる最大の要因はHゴムの表現の仕方の違いでしょう。

KATO製はNゲージでよく見られる手法で嵌め込みガラス側にモールドされているのに
トラムウェイでは車体側に予めモールドされており少し厳つい印象を受けます。
どちらが正しいというわけでは無く設計者の捉え方や製造の都合で生じるものです。
私の印象から言うとKATOはやや引っ込みすぎ、トラムはやや出っ張りすぎかな?

どうしても気にいらん!
 

って程の事も無いので合格としましょう。^^
それに軟質プラを使ったKATO製の前面手摺より、がんばって真鍮線を使って
顔を整えた事を評価したいと思います。

それにヘッドマーク掛けを後付けにしたのはナンバーインレタの貼りやすさを
考慮しての仕様と思われユーザーの立場から商品化している事がわかります。
注文を付けるとするならば連結器の解放テコがすぐに抜けてしまい説明書には
プライマー付きの瞬間接着剤をご用意くださいとあること。

普通にもっとらんわ! そんなもん。ヽ(`Д´)ノ

それとスケール重視した為か非常に細くモロイ部分が散見され
新車整備の最中に信号煙菅やら汽笛を折ってしまったという話を聞きます。
何故、大手メーカーがここを別付けにしてるか考えて欲しかった。
ちなみに私は煙菅も汽笛も今の所無事だが、ブレーキホースの先が
スカートの穴に入り込んでいたので直そうとしたら折ってしまいました。

昨夜気落ちしてブログ書く気が無くなったのはそのせいです。^^;
リーズナブルなプラ製品とは言え、買ったその日に破損すりゃテンション落ちますって。



その3に続く









2010_09
20
(Mon)20:11

トラムウェイ製 EF60を検証する その1

本日仕事を終えて帰宅したら・・・・

宅急便

4月頃に注文したと思われるブツが・・・


怪しい箱

届いておりました。

EF60


トラムウェイ製のEF60特急色です。(゚∀゚*)

さっそく検品とインプレッションを書く為に箱から出して線路に載せるまでの
短い間にあれこれと問題が露見・・・・・

詳しくは次回から書きます。
今日はもう書く気が無くなりました。

ただ、同じ物を買われた方にはコレだけ早くお知らせします。
個体差があるかどうか不明なのですが注意するに越した事ないので・・

持ち上げる時決してボディだけで持たない事!

TOMIXやKATOの製品に比べて非常にボディが外れやすいです。
必ず下回りを包むように持って移動しましょう。


私も落としそうになりました。


難物の予感がするぽ。^^;






2010_09
13
(Mon)10:42

ナッシー登場!

なし

秋の味覚の代表格である梨は私の最も好きな果実でもある。
栽培技術や冷蔵技術が発達し年中食べれる食物が多くなった中で
今もこの時期にしか食べられない。

それも品種によって時期が微妙に違い最初に幸水、次に豊水、最後に20世紀。
正しいかどうかは知らないが近所のスーパーではこの順に並ぶ事が多い。
中でも最も好きな幸水は8月中旬から出回るが初めは結構高価でなかなか手が出ない。
毎年ある程度価格が落ち着く9月になってから食べる事が多いが中旬を過ぎると
次の豊水へと換わってしまうので賞味期間は1年のうち僅か2週間しかない。

おまけに今年は猛暑の影響で果汁を吸う虫が大発生し品質の低下や価格の高騰も
予想されたのでハラハラしていたがそれほど大きな影響は無かったようだ。
残暑の中でシャリシャリ食うのは何にも代えがたい幸福感に包まれる。


名前がいいじゃないか幸水。


幸せの水って書くんだぜ!


名付け親が誰だか知らないが感謝して乾杯! ^^





2010_09
11
(Sat)12:44

君を想う

携帯

3年前の2007年8月初旬のこと。
その日、私は携帯電話のワンセグ機能を使って高校野球を見ていた。
場所は地元の市民病院の病室・・・入院して一ヶ月以上過ぎていた。

すい臓炎を患って入院したのは7月3日だった。
通常なら10日ほどで完治退院できる病気だが私の場合、ERCP(内視鏡的逆行性膵管造影)
での治療中に造影剤が刺激になったのか治り掛けたところで再発してしまった。

病状は深刻だった。
炎症が酷く、白血球は通常の3倍にもなるし血中酸素濃度は80近くまで下がって
息苦しく鼻から酸素吸入をしなければならず意識障害も出て初めて幻覚・幻聴を体験。
青白く生気の無い顔を見舞いに来た友人はもうダメかと思ったそうだ。

7月下旬になってようやく持ち直して来たがこの時既に絶食20日目。
当然体に力も入らず病床で携帯電話のテレビを見るのが唯一の楽しみだった。
8月に入ってある日の事、いつものようにとある人からメールが入った。

「一足先に退院します。お大事に」

メールの送り主は名鉄のペーパーモデラーでお馴染みの鬼頭哲哉氏。
2000年頃から掲示板をきっかけにお付き合いが始まった鉄道模型仲間である。
彼も2年に及ぶ闘病生活を続けており検査入院の為、私と同じ時期に
場所は名古屋と豊橋と別れているけど同じ病床どおしよくメールを交わしていた。
先のメールを頂いた時、私もあと1週間程で退院できる目処が付き彼への返信に

「後から追いますから先にシャバを楽しんで下さい」

といつもの調子で彼に返した。
もちろんこの時は私を含め皆が知らなかったのだ。
彼の退院が今回だけで残された時間を家族と過ごす為だったという事を。
そして・・・・


平成19年9月9日午前5時28分に彼は逝った。


その訃報を受けたのが画像の携帯電話。
入院中にお互いにメールを交わした時に使っていた物と同じである。
つらい出来事だったので中のメールも残していないし既に電話自体も代替わりして
現在は使っていないのだが、どうしても捨てられず今も手元にある。



昨日が命日で、あれから3年の月日が経った。
彼が遺した自己の集大成でもあるホームページは二度と更新する事は
ないけれど今もWEB上に残している。

スカーレットのアルバム http://scarlet7000.net/index.html

ここの掲示板がきっかけとなりその後も多くの鉄模仲間に恵まれ現在の
花月園幹事の礎になったのは間違いないのである。
初めて実際に会ったときの彼の少しぎごちない笑顔を今も思い出す。
ありがとうを伝える前に逝ってしまった君に ”ありがとう”


合掌






2010_09
04
(Sat)10:23

天賞堂製 C58機関車を検証する 総評

C58並び

最後に前回までに書ききれなかった気になる部分を挙げてみます。


その1 ・ 前照灯にレンズの表現無くLEDが丸見え

その2 ・ 後部標識灯が通電したら点きっぱなし。

その3 ・ シールドビームの銀リングがやや太すぎ。

その4 ・ お化けのように厚みがあるスノープロウ。

その5 ・ 安っぽい表現の石炭。


とまあ気にすればどんどん気になってくるわけでキリがありませんが前回までの指摘部と
を含めてもモデルとして致命的な欠陥は無く自分で手を入れれば改善される箇所も多いです。
特にブラス製品と比べては部が悪く、いい評価にはなりませんでしたが相手がKATOなら
あらゆる部分で軍配が上がる箇所も多く決して質が悪いわけではありません。

5万円という価格が高い!との評価もあちこちで聞きますが私はそうは思いません。
10年前のKATOだって4万円ですから内容を考えればおかしくありません。
プラは安くなきゃ!という意見ももっともに聞こえますが実はそんなに安く出来ません。

成型の金型はブラスより遥かに高額だし組立にも相当の人手が必要です。
試しに部品1つまでバラバラにして何分で組み立てられるかと言えば恐らく
手馴れた人でも1日3~4台が限界でしょう。
組立以外にも半田での結線作業があったり塗装があったりすることを考えると
手間はブラスとそんなに差が無いように感じてしまいます。

プラが安いのはブラスに比べれば量産大勢が整いやすく数を作る事が容易だからです。
とは言えど家電製品みたいに万単位で作る事もないですから単純に総経費に利益を
足して生産台数で割ると現在のような値段になるのだと思います。
不況で模型業界も苦しく売れ残りを出れば問屋や小売にも影響しますので

10倍作って半額で売れ!

なんて言うわけには行きません。
大量の売れ残りを出して負債を抱えてメーカーが倒産したら元も子もありませんからね。
安く欲しいのは消費者として当然ですが我侭ばかり通すとこの社会が成り立ちません。


C58とスハ32

さて今回発売された全14種の内、私が選んだのは標準型平底シールドビーム。
何故これかと言えば地元の二俣線に走っていた姿に一番近いから!!
温暖な地ですのでスノープロウは外して煙突にはクルクルパーを装着。
熱血な蒸機ファンには嫌われる事の多い装備ですがこれが現実の姿なんですから。
んで、昔から思ってたのだが ”クルクル”はその動作から付いた名前だとわかりますが

語尾のパーってなんじゃい? (・ω・;)


2010_09
03
(Fri)20:08

天賞堂製 C58機関車を検証する  その5


天賞堂製 C58  プラとブラスの比較の最終回?

下回り プラ
            ※オプションのブレーキテコは未装着です。

あまり長々とやってもなんなので比較は今回が最終回。
走行モデルとしては最も重要な動輪部の構造でまずはプラスティック製から。
前作の9600型同様で軸箱は固定式で曲線通過の為か左右に少し遊びがあります。
ブラス製に比べて重量が軽いプラでは軸箱にバネを入れて上下可動にしたところで
効果は疑問ですが集電や牽引力の為にはテコだけでも欲しいところ。
コストに直結する部分なので難しいですが・・・・・。

後は実際に走らせてどうか?ですがポイントもカーブもない我が家の試験線では
評価できないので秋の運転会に持ち込んでからになりますが前作9600では
線路状態さえ良ければ何の問題も無かったので多分大丈夫でしょう。^^



下回り ブラス


続いてブラスですがこちらは他の天賞堂製ブラスと同じようにTPEと呼ばれる3点式。
画像の真ん中の動輪を見ると解かるのですが左右の遊び以外に上下にも動くので
2本のレールの左右の高さが少々違っても動輪が斜めになって追従します。
このおかげで集電性能がよくポイントなどの線路の継ぎ目を通過しても
車体がカクカクと不自然な動きを抑えることが出来ます。

その反面、テコ式は軸にかかるトルクの変動が大きいのか普通の軸バネ式に比べると
スリップしやすい傾向があるように感じられますが・・・・。
特に近年の天賞堂製品はハイディティールなんですが全体の重量が軽めに作られており
牽引力が不足している場合が多く運転会などでスリップしている場面をよく見ます。
比較に使ったプラとブラス以外に他形式でダイキャストまでリリースしている天賞堂ですが

一番高いのが一番性能が悪い!

と言う事になってしまっています。
もっともこれは前作9600以降の事で初期のプラのC62やC57は問題点だらけで
比較の対象に持ってくることすら出来ないレベルでしたけど。
つまりプラ製の進化がそれだけ他に比べて早いと言えますね。

冒頭に最終回?と書きましたが総評にもう一回必要なようです。^^;



2010_09
02
(Thu)10:18

天賞堂製 C58機関車を検証する  その4

天賞堂製 C58   プラとブラスの比較の続き


キャブ周り ブラス

キャブ周りの比較をしてみます。まずはブラスから。
以前も書いたようにブラスの方は1996年製とやや古いモデルで天賞堂の蒸機としては
空気作用菅が標準装備になる直前のモデルですがバランスの取れたディティールと
配管の曲げ角度まで気を使って作られているので作用菅が無くても高級感あふれています。
この時代、天賞堂も国内生産を止めて海外委託していますが手仕事の良さはまだ健在です。



キャブ周り プラ

こちらはプラ製品を同じ角度から。
パイピングのハイライトでもある発電機周りを見るとやはりブラスに比べて
「付いてりゃいいや」レベルでどことなく投げやりでメリハリがありませんね。
作用菅も付いている事を強調するかのように銅色っぽく塗られていますが
全体のバランスを返って崩してしまってるように感じられます。
キャブ屋根も成型品の宿命か縁に角が出ていないのでなんとなくボヤケて
いますがこれは仕方ないでしょう。

最近は付いている事が当たり前になった空気作用菅ですが模型としての
見栄えを良くする為のアクセントとして好まれています。
しかし実機では模型のように銅色に磨き出された例は極めて少なく
通常は黒く塗りつぶされて目立たない物ですから無理に付けなくてもと・・
プラ製品のごつい表現を見ると感じてしまいます。

あとキャブ窓にガラスが表現されているのはいいのですが、
どの角度から見てもプラの板厚がわかってしまいます。
素材の特性上仕方ない事ですが、ここは透明プラの縁を黒く塗って
目立たなくしてやるのもユーザーに残された楽しみかも。



その5につづく・・・


2010_09
01
(Wed)10:26

天賞堂製 C58機関車を検証する  その3

天賞堂製 C58   プラとブラスの比較の続き

非公式 ボイラ ブラス

画像はブラス製の非公式側です。
さすがに高級製品だけあってボイラ周囲のパイピングも場所によって
線材の太さが使い分けてあり神経の行き届いた仕上がりを見せます。
動輪は天賞堂では90年代から始まった黒染め仕上げでバルブギヤは
メッキの光沢仕上げと現在まで続くブラス製品の流れを組んでます。




プラ 非公式側 ボイラ

こちらは今回のプラ製品。
一見さほどの差が無いように見えますしパイピングも頑張ってはいますが
やはりアップでみるとややのっぺりした印象を受けます。
動輪は同じく黒染め仕様ですがブラス製品と比べると輪芯部の凸表現が?です。
前回の9600型では無かったのに製造上の都合なんでしょうか??

バルブギヤはブラス製と違って黒染めでメッキ仕上げに比べればこちらの方が
現役機っぽくて私は好きなのですが残念なのは全体的に薄っぺらく貧弱な印象です。
蒸気機関車の力強さを感じる最も大切な部分なのに残念です。

最悪なのがエキセントリックロッドとリターンクランクの連結部分(矢印の先)
中心ピンが細い上のにその周囲がオーバースケールなのでバルブギヤ全体の
薄っぺらさを更に強調してしまっています。 (ブラス製品と比べてみてください)

実はこれ、バックマンの中国製アメリカ型にも見られる処理なのです。
このC58も中国製ですし設計・監修に同じ見解が採用されているのでしょうか?
9600型などのD型機と違ってエキセントリックロッドが短いので
よけいに間接部が強調されてしまいます。

交換可能な部品もありませんので目をつぶるしかなさそうです。


その4につづく・・・