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2009_11
29
(Sun)19:05

史上最も不運な高級品

キヤ95 その1

前回書いたとおり花月園でのガレージセール「互助会」にて入手した今は亡きメーカーの
最後の製品であるギャレッド・パサージュのキヤ95の3両1ユニット編成だ。
鉄道模型の購入に某オークションを利用されている方はご存知だろうが
今から3~4年前に定価の3割程度で処分品として大量に出品されたことを憶えているだろう。
おそらくこの手元に来た車両もその時の放出品と思われます。

元々は1999年頃?に新興メーカーの意欲作として発表され価格も当時としては
破格の26万円強で話題を読んだ超高級品だったのだが残念ながら売れなかった。
売れないどころかこの製品のトラブルがメーカーの首を絞める結果となった。

何故売れなかったのか検証してみた。

その1 価格

1両当たり8万以上というのは20世紀末の鉄道模型としてはやはり高価過ぎた。
ただ高くなってしまう理由も判らないでもない。
「検測車」という特殊車両を選んだ結果、カプラーを除くほぼ全ての部品が
新規に作らねばならなくなったという事。 当然製造コストは跳ね上がる。

その2 題材

大手メーカーが手をつけない分野の車両を選んだことは営業戦略としては良い。
が、あまりに特殊でしかも地域性の高い車両を選んだのが間違いだった。
以前このメーカーは国鉄型の蒸機や貨車を売っていたのでそれなら全国流通でも
売れるのだが、このキヤ95みたいにJR東海地区限定車となれば当然購入希望者の
分母が減るし更にその中から実際に買える分子は高価なこともあって相当限られる。

その3 製品トラブル

この製品は韓国製である。
販売段階になって何故かパーツの欠品した車両が大量発生した。
その結果、そのままでは店頭販売できない在庫が発生し元々資金力のない
小さなメーカーの経営を圧迫することになり倒産への道筋となってしまった。
恐らく最後の協議のつめが甘かった為に起こったトラブルで解決策が出なかった。

とまあ、あくまでの私の推理に過ぎないが大筋間違いではないだろう。

妻板

実際に製品を見てみればつないでしまえば見えない連結部なども
よく出来てるし

屋根

屋上機器なども当時の製品レベルとしては精密な部類だが
30万円級の製品としては前面のライトケースとボディのチリ合わせやパンタグラフの
半田が超へたくそなど確かに気になる部分も多い。
量産品としてはギリギリの許容レベルな部分を目の肥えたユーザーに見抜かれて
購入に至らなかったケースもたぶんあるのだろう。

だが縁があって我が手にやってきたのだから私なりに楽しんでやろうと思っている。
模型メーカーに限らず日用品、家電製品のほとんどが海外生産になってきて
生産段階での意思疎通が上手くいかないという話はよく耳にする。
模型に罪はないし、それを攻めるのではあまりにも酷すぎる。
私は精一杯こいつを愛してやろうと思う。

気になることがあるって?
格安の互助会でこれをいくらで買ったかって?

いや、万が一この製品を発売当時に定価で買った方がここをご覧に
なってたりしたら卒倒しちゃうかも知れないので内緒にしたかったのですが。


プラ機関車1両と物々交換なんて・・・



言わない方がいいよね。^^;

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2009_11
28
(Sat)19:25

車両は天下の回り物?

実は私、花月園に行く度に帰りは荷物が増えます。
私の主催する花月園運転会の催し物の一つに

互助会と言う名の即売会があります。

これは参加される方が鉄道に関する売りたい物を持ち寄って
買いたい方と取引をするという言わば内輪のガレージセール。
鉄道に関するものなら書籍でも写真集でも実物部品でもなんでもいいのですが
やはり多いのは16番の車両と部品。
完成品はもとより、組み掛けのキットや自作の型紙など会ごとに何が出るのか
わからない楽しみがあります。

ただしこの互助会にはルールがございまして売る場合の基本は格安が条件
どの程度かと申しますと中古相場の半値以下が目安です。
要するに売り買いと言うよりもお友達になった記念にあげちゃえ!ってぐらいの
深い懐が出品者には必要なのです。

これまでの取引例で言えばカツミを中心としたブラス蒸機(70年代)が15000円前後、
電気機関車のキットなら5000円から、プラ車両(トレーラー)なら1000円より
部品に至っては一袋50~100円と他では絶対に実現できない価格です。
相場並みで売りたいって方は出品禁止ってくらいな雰囲気なのです。
ちなみに引き取り希望者が複数いる場合はその場でジャンケンが基本で
競争入札は禁止しております。

で、私も毎回幹事の立場を忘れてジャンケン勝負!!
今回は2品をゲットしてきました。

コキコキ

まずはトミックスのコキ買ったのでいらなくなったと言う常連Y氏が出品した
ホビーモデル組の13両のコキ50000 (画像は9両)。
私を含め3人の希望者がいましたがジャンケンで勝ってまず1勝!
当初は出品者の提示額が冗談みたいな値段だったのですが
すこしお気持ちを足してお支払い。^^
それでも元のキット代、車輪代、カプラー代、1両ごとに400円の箱が付いてる
事を思えば遥かに安い!!


そして次にまたジャンケンで確保したそれは・・・・・

キヤ95

詳しくは次回を待て!



2009_11
22
(Sun)10:00

花月園運転会を終えて

キハ

この花月園運転会も2代目幹事の私で既に丸8年。
初代からでは10年を過ぎたことになり徐々にですが認知度も上がり
時折、この運転会に対してのご質問が届くようになりました。
おかげ様で批判するような意見などは皆無で、その殆どが・・・・

「参加してみたいけど敷居が高そう」

敷居が高いというのはこの場合、「頭が固そう」って意味なのでしょうか?
それともベテランばかりで居場所が無さそうってことでしょうか?
ご存知の通り、この会はクラブでは無くて開催ごとにインターネットの掲示板で
参加者を募集しています。

もちろんいつも参加してくれる常連さんや幹事の裏方を手伝ってくれる
スタッフもいますがあくまでも参加者であって運営の全責任は幹事が負っており
序列とか優先順位は一切存在しないようにしております。
だから30回来ようが今日初めてだろうが関係ありません。

実は今回参加された3人の新人さんも最初は戸惑いがあったそうです。
もちろん私自身が初めての時も周りは一人も顔を知らない人ばかりだったけど
恥ずかしさよりも好奇心の方が強くて形振り構わず飛び込んだのです。
その結果、こうして10年近く関わる事になったし今回の3人さんも
後に紹介する彼らのブログで感想を述べられています。

要するに興味があるならまずは参加してみてください!と
お答えしてるのですが実際に参加まで至る方は今のところ3割未満です。

自分の世代とレベルを合わせたばかりの集団に入れば確かに何の気を使わなくて
楽なのかもしれませんが何年たっても進歩が無く刺激もありません。
様々な考え方や技術に触れてこそ新たな発見と喜びがあると思います。

たくさんの車両も卓越した技術も参加条件ではありません。
むしろカタログやショーウインドウでしか見ることが出来ない車両が目の前を走る感動や
誌面を飾る作品級の車両に実際に触れて作者から技法を聞くチャンスです。

必要なのは新たな場面に飛び込む少しの勇気とコミニュケーションを取ろうと言う姿勢です。
誰もが最初から思ったとおりの結果になるとは限りませんし時間が必要な場合もあります。
自分は今のままでいいやとおっしゃる方を無理強いはしません。

でも気になるなら是非参加して見てください。

次回は来年の4月中旬の開催予定です。




次のページに続く

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2009_11
18
(Wed)17:19

2009秋の花月園運転会報告 その2

宴会中

画像は2日目の夜の食事風景。
今回の参加者は埼玉、東京、神奈川、静岡、愛知、滋賀、大阪、兵庫から
夫婦での参加2組を含む30~72歳の21名で初参加の新人さんは3名。

かつての花月園はレイアウトの中央で鍋を囲んでの食事が名物の1つでしたが
現在は食事の提供を止められてしまったので当会では歩いて10分の居酒屋が
参加者の食事処となっております。(大人数なので当然予約が必要)
花月園の宿泊定員とこの居酒屋の定員がほぼ一緒なのは単なる偶然?

地ビールは旨いわ話は盛り上がるわで大盛況の宴会でしたが
すっかり出来上がって宿に戻るなり寝てしまった人数名・・・・・。

幹事は予算オーバーでこのあと真っ青。(||゚Д゚)

なお今回も集まった車両は推定500両以上にもなり、その全貌をこのブログでは
とても紹介しきることが出来ません。
ホンの一部ですがご覧下さい。

幻の安芸?

まずは当会の長ベテランのS氏が製作したEH10試験塗装機。
カツミの旧キットを全軸駆動化し台車は揺れ枕が可動するように改造されてます。
実車の客車運用は試験だけに留まり営業することはありませんでしが
ひょっとしたらこんな列車が走っていたかもと夢を乗せています。

EF200疾走

続いて今回初参加のF氏が持参したムサシノモデル製のEF200が爆走!
既に実物では新塗装化が完了し、模型のみにこの姿を留めています。

唯1両

今回の運転会のテーマ車両である「唯1両」が並んでいます。
画像左からN氏が3日で?仕上げたクハ86015、その隣がTOMIXのオハフ50を
改造した検測車スヤ50(改造と言うよりどこをどうしたらこうなるのかという激変ぶり!)
はこれも新人Fさん(さっきとは別人です。)の気合の入った一品。

この他にも撮影は出来ませんでしたがEF66901やEF500や緑のC59。
クモルやクヤなどの職用車など1両しか実車が存在しなかった20種類ほどが
集まりました。


C50

今回最も注目を集めたのがTOMIXのEF210をDCC化した1両。
作者である新人のM氏が実車から音を録音した音源でサウンド化され汽笛、
インバーター音、モーター音を奏でカンタム真っ青のリアル感です。
更にすごいのはシングルアームのパンタを電動化して遠隔操作が出来ると言うこと。
モデラーの夢を具現化した憧れの1両と言っていいでしょう。


静鉄とスカ国

こちらは常連 I 氏の真鍮キット組の70系と身延線の旧国電車。
真ん中に挟まってるのは昨年2度も模型誌に顔が出た知る人ぞ知るM氏の
ペーパースクラッチの静岡鉄道のステンレス車(形式忘れた^^)
どれも特徴をよく捉えた作品です。

C50

しっぶい蒸機は常連D氏がトビー製品をレストアしたC50。
近代型蒸機第1号として登場しましたが昭和40年代のSLブームの時も大した
注目を浴びなかったほど地味なカマでした。
が、幹事の私にとっては幼少時代に地元に配属があり馴染みのある好きな車両です。

クロ49

事前のメーリングリストで「クロ49を作れば?」との幹事の冗談に何故か燃え上がって
本当に作ってしまったのが旧国マニアのM氏。
わずかな資料だけで見事カタチにしてしまう執念に敬服です。
ちなみにこの模型、東京の某ペーパーモデル専門店に展示されるかも知れません。

グリーン車

最後になりましたが今回の大集合大会は「グリーン車」。
戦前型の優等列車から私鉄の1等車、はたまた単に塗装が緑と言うだけの
車両まで30両近くがエントリーしましたが残念ながら幹事のポカで並べただけで
終わってしまいました。 ^^;



長くなりましたので第二弾はこの辺で。
次回は参加された方のブログやホムペのUP記事を紹介します。





2009_11
16
(Mon)06:14

2009秋の花月園運転会報告 その1

東名高速 由比

いよいよ半年に一度の伊豆修善寺 「花月園」 での運転会の日。
金曜日朝に自宅を出発し東名高速を東上します。
画像右手のなだらかな丘は実は富士山の山すそです。
残念ながらどんより曇りで山頂は拝めませんでした。

(運転しながらの撮影は危ないのでお勧めしません。^^)

早朝からの準備で眠くなったので途中1時間仮眠をとって14時には無事到着!
1番乗りでさっそく運転開始です!!。

C62重連ニセコ

まずは我が家に移籍してきて早2年半、初めて走行させるC62ニセコ。
機関車は天賞堂96年モデル(カスタム)のブラス製。
客車も10両中8両が天ブラス完成品、不足するスハの1両がキット組
もう1両がスハフ44の代用で唯一のプラ製KATOスハフ42。

我が家では一番高価な編成ですが、さすがにブラス9両の客車は重く
機関車2両でもなんとか走行するもののスピードが充分出ません。
ここ20年くらいのブラス蒸機は精密化で外観は良くなりましたが牽引力はいまいち・・・
このC62も例外ではないようです。

キハ58

こちらも購入後10年、ようやくカプラーの不良問題が解決し初走行のキハ58。
新車で購入した6両に加え、後に転入した3両と先頭にブラス組のキハユニ26を
連結しての往年のキロ2両入りの長大編成の再現です。

DD41

こちらは以前に参加しましたが展示のみで本線走行は今回初のホビーモデル製DD41。
小柄で非常に軽いのですが充分すぎる牽引力を発揮します。
実車は試験的要素が多く入換中心の地味な一生でしたが模型ならば
晴れ舞台に立たせてやることが出来ます。^^b

80系大集合?

今回偶然にも80系湘南電車が大量に集結しその数なんと37両
画像右よりつぼみ製、私の持ち込んだ宮沢製、天賞堂製、最後にペーパースクラッチ。
またここには写ってませんがカワイ製、エンドウ製もあり80系を模型化(完成品)した
全てのメーカーがそろいました。たぶんもう2度と無いでしょう。
80系が1番好きな電車である私にとってはたまらない時間となりました。



こちらも5月に購入しようやく初走行となった天賞堂カンタムD51北海道。
先のC62と比べてやや重量があり、20両程度の貨車なら楽勝です。

今回画像には登場しないカンタムEF58も快調に走行しましたが
室内灯装備の客車では電源容量が不足する為かスピードが出ない一幕もありました。
カンタムは非常に電気の消費量が多いようです。


次回は他の参加者の車両を中心にご紹介します。









2009_11
08
(Sun)07:52

近況

整備中


運転会を5日後に控えて我が工房は大忙しだ。
限られた時間を気分よく列車を走行させるのにはメンテナンスが欠かせない。
最低限走行中の脱線、異音、連結器の開放は避けなければならないのだ。
一度トラブルと復旧する手間と時間もかかるし場合によっては他の列車も
停めなければいけないので他の人に迷惑がかかってしまう。
そして一番嫌なのはなんといっても

全く動き出さない事!(´;ω;`)


実はこれが良くあるのだ。
原因として考えられるのは輸送中の振動で機構的に不具合が生じる場合も
あるし、編成にしてから初めてショートしてるのが判明する場合などである。
ある程度の不測の事態は避けられないのは仕方ないとしてるが整備不良で
走らないなんてのは持っての他である。

整備といっても様々でモーター付の車両のギヤまで分解する事もあるが
大抵は極簡単な軸受けへの油差、カプラーの高さとネジの緩みのチェック
灯火類の点検程度なので大した技術も要らないが数が多いので結構大変。

私の場合、一度に持ち込む車両数は40~60両程度だがこれにカプラーで×2
車輪数(軸受&踏面)×8になり単純に車輪の清掃と軸受けの油差箇所だけで
500近くなってしまうのだ。 大した時間が掛かるわけでもないが精神的に圧倒される。
そして毎回必ずといってもいいほど問題が見つかる。

それも走行する模型として致命的な場合が多い。

例で言うと今年春の運転会で登板を予定していたカツミ製のDD50機関車。
非常に信頼性の高いMPギヤを伝達機構に持つ高級機であり、通常は
走行性に問題が出るなど考えられないのだが想像もしなかった箇所でそれを見つけた。

外れたタイヤ

お解かりいただけるだろうか?

なんと動輪の1軸が輪芯からタイヤが外れてしまっている。
発見したから良かったものの知らずに走らせていたら間違いなく

脱線、転覆、炎上(しないしない) ^^ は避けられなかっただろう。
動力物には始業点検が欠かせないのは実物でも模型でも同じなのである。
残念ながらこの1件で晴舞台への出場はお蔵入りとなった。
今も直す方法がわからないまま休車となっている。

たまに走らせる個人所有の模型でさえこれなのだから博物館などの展示走行模型など
いかほど神経を使わなければいけないのかがわかる。
まだ整備は始めたばかり今日は1日中作業に追われることになりそうだ。

次回は運転会のレポートをお届けします。
2009_11
01
(Sun)10:00

約束の日

恒例の花月園運転会が2週間後に迫って準備に余念がない
ここ数日の私ではあるがその前にどうしても外せない用事が・・・

実は11月3日は18回目の結婚記念日でして

子供にあまり手の掛からなくなった10年ほど前よりこの日は夫婦2人で
食事に出かけることになってまして今年もその時期が来たのです。
今年は当日は夜勤で出かけられないので前倒しして行ってまいりました。

路面電車の電停にて

食べることに関しては女性ってやつはよほど嬉しいのかやたらと上機嫌で
いつもより若干若作りなぞしております。(w

もう42歳なんですけどねオラの女房。^^

今年のお店はお気に入りの店で3回目。
私の街ではそれなりに知られた店で値段も田舎町としては最上級クラス。
普段は近づくことすらしないが(w 年に1度に贅沢のこの日は別。
しかも当日予約ではなかなか席が取れない2階席も取れました。

普段の週末は結婚式の2次会とかが必ず入っていて2階席は貸切になり
大抵は1階のカウンター席しか空いてないのです。
なぜ今年に限って? 不景気だからか? とか思ったのですが
理由はすぐに判りました。

今日は仏滅だったのです。

うまいもん食うのには関係ないのでいいんですけどね。^^
それでも複雑な気分になるのは私が日本人だからでしょうか?


さて無事に店に入りウェルカムドリンクで始まりました。
メニューは次のページから・・・・



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